仕事は大分早く終わるようになったけど…。



あの店に立ちたい衝動にかられる…。



そんな事を考えてたら由優の家に到着してしまった。



「いつまでタコみたいな顔してんの…。」

「寂しいよてっちゃん…。」

「こっち向いて?」



本当に時間がない俺達…。



せめて俺が由優とタメくらいだったらこんなに寂しい思いはさせなかったんだろうな…。



泣きそうな由優の頭を撫でてキスした。



足りねぇ~…。



「もっと…。」

「ん。」



由優と付き合ってから大分経ったけど今だに出来ないでいる…。



前はどこまでも我慢出来ると思ってたし。



側にいてくれるだけでイイと思ってた…。



人間は欲張りだ…。



もうキスだけじゃ足んない。



もっと深く繋がりたい…。



「玄関まで送る…。」

「はぁい…。」



満たされない欲求…。