【俺様番外編】役者達の日常

きつく抱きしめられた腕の力で柊太君がここにいる事を実感した。



いなくなったらイヤだ…。



「あたしワガママだ…。」

「何が?」

「柊太君にはどこにも行かないでほしい…。」

「知ってる。でももし俺がアメリカ行ったって、華衣チャンも連れてくけどね?」

「あたしも!?」



そんな事考えなかった…。



遠距離になるか別れるしか選択肢はナイと思ってた…。



「俺が離すわけないでしょ。」



うん…。



あたしが日本にいるからとか、そんなのは関係なかったんだね…。



あたしも着いて行けばイイだけの話しだ。



「俺はレジェの代表代理。あの店は俺の生き甲斐。それがあるから俺は日本に残るんだ。」

「うん…。」

「華衣チャンはどこにでも連れてくし。でも店は連れて行けないから…。」

「うん…。」

「明日は親父に見てもらうかな。俺が作り上げた店。」



柊太君…。



やっぱり君はあたしよりも大人だね…。