ぐったり気味の七海には申し訳ないけど俺も我慢の限界。



「入れてイイ?」

「待って…まだ…。」

「ムリ。もう待てない。」

「あたし死んじゃう…。」



それは困る。



でも俺の下にいる七海は俺の首に手を回してくる。



嫌よ嫌よも好きのうちってヤツか?



「慎也っ…ヤバイ…。」

「ちょっと…。喋るなナナ…。」



男としての威厳が失われそうだ…。



七海はいつも俺の調子を狂わす。



天才だな。



「慎チャン気持ちいい…。」

「七海エロい…。」

「だって…。」



そこからは放送禁止用語連発で…。



七海のせいで不甲斐ない自分…。



「七海、もう1回。」

「ムリ~…。」

「次は負けない。」



俺って負けず嫌い。