そして俺は日向さんに拾われて今に至る。
伊崎は来年スズと結婚するらしい。
もうさすがにスズのことは思ってない。
俺は家に帰らずにレジェに寝泊まりしてる。
「いらっしゃい。」
「いつもすいません。」
「お風呂沸いてるよ?」
「じゃあ…。」
斎藤さんはいい人だ。
俺に何も求めてこない。
「慎也君、今日は泊まっていったら?」
「いえ、帰ります。」
「そう?わかった。明日も来る?」
「迷惑じゃなければ…。」
「迷惑じゃない。」
そんなけな気に俺を思ってくれてる斎藤さんを好きになってしまいそうだ…。
俺だって気づいてない訳じゃない。
斎藤さんは俺を好きだ。
「今度お礼にメシ行きませんか?」
「いいの?」
「はい。お礼です。」
「期待してるよ?」
ゆっくり君を好きになるから、その時まで待ってて欲しい。
そしたら俺から言わせてもらう。
君が好きだって。
END
伊崎は来年スズと結婚するらしい。
もうさすがにスズのことは思ってない。
俺は家に帰らずにレジェに寝泊まりしてる。
「いらっしゃい。」
「いつもすいません。」
「お風呂沸いてるよ?」
「じゃあ…。」
斎藤さんはいい人だ。
俺に何も求めてこない。
「慎也君、今日は泊まっていったら?」
「いえ、帰ります。」
「そう?わかった。明日も来る?」
「迷惑じゃなければ…。」
「迷惑じゃない。」
そんなけな気に俺を思ってくれてる斎藤さんを好きになってしまいそうだ…。
俺だって気づいてない訳じゃない。
斎藤さんは俺を好きだ。
「今度お礼にメシ行きませんか?」
「いいの?」
「はい。お礼です。」
「期待してるよ?」
ゆっくり君を好きになるから、その時まで待ってて欲しい。
そしたら俺から言わせてもらう。
君が好きだって。
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