放課後の教室で話す元セフレ。



さすがにキレた。



「ふざけんなよ!?」

「慎也!?今のは…。って言うか慎也が悪いんだからね!?」

「は!?騙したお前が悪いんだろーが!?」

「こうでもしなきゃ慎也はあたしを見てくれないじゃん!!あたしだって辛かったんだから!!」

「辛い想いさせて悪かったな。でももう終わりだ。俺はお前を好きにはなれねぇ。」

「慎也!!待ってよ!?慎也!!」



もう全部イヤだ…。



女なんて嫌いだ。



もうヤんねぇ…。



こんな思いは二度とゴメンだ。



俺はすべてを忘れるように勉強に打ち込んだ。



伊崎は就職、俺は優秀な成績で名門大学に進学した。



それからは勉強一筋。



女はいらない…。



ずっとそうやって生きて来た。