土「ここだ」 案内された部屋は二人で使っても広いくらいだ。 しかし、部屋に置いてある文机のまわりには紙がたくさんあった ………と言うよりも散らばっていた。 多分、報告書かなんかだろう。 土方の目の下にはクマがあるから。 土「まぁ、好きに使え。でも邪魔だけはするんじゃねぇぞ」 薫「邪魔なんてしませんよ」 土「ならいい」 土方はそう言ってどこかへ行ってしまった。 薫は部屋に入り荷物を置いて、部屋の隅の方に座った。