近「なら薫君のこと、信じるぞ。なぁトシ?」



土「…っ。ああ」



近「と言うことで、これからよろしく頼むぞ」



近藤は顔をくしゃっとして笑った。



薫「ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします」



薫は深く頭を下げた。



さっきまでの不安がいつの間にか消えていた。





土「坂口。自分の荷物取って俺の部屋に来 い。部屋は俺と同室だ。文句があっても聞 かねぇからな」



薫「わかりました。文句なんてなんもあり ませんよ。では」



薫は部屋を出て記憶を頼りに元居た部屋に 戻って行った。