歩き出したのはいいが、

雨は強まる一方だった。







……!!





少し行ったところに寺らしき門が見えた。




悲鳴をあげている足を持ち上げ一段一段、寺に続く階段をのぼった。



のぼり切り辺りを見回すが、その寺には人の気配が感じられなかった。



ひとまず安心できる所が見つかった。



そして雨宿りが出来る、寺の階段の一番上に座った。