?「あら。薫君が店番してるのね」



そう言って一人の女性が入ってきた。




薫「いらっしゃい」





彼女は蕎麦屋の奥さん。

夫婦で仲良く店を営んでいる。




薫「おばさんに店番を任されまして」



そういう薫はちょっと嬉しそうだった。



薫も新選組の人間なのに、町の人は温かく受け入れ、親切にしてくれている。





奥さん「今度ウチにも店番をお願いしたいわ」



ふふっと笑う姿はとても上品だった。



蕎麦屋の旦那はよくこの人をゲットできたなと感心している薫。






その後、もう少し話してから煎餅を買って奥さんは店を出た。