大次郎「まぁ、ぼーっとして店番しててくれや」


笑いながら言ってまた奥へ戻って行った。



薫「相変わらず良い人だな」






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薫はぼーっと外を眺めていた。



子どもが遊びながら通り過ぎたり、楽しそうに立ち話をする人たちの声……
とにかく平和だった。



薫『こんな日々がずっと続けばいいのにな』


そう思う薫だった。