薫「…土方さん、少し休んで下さい。暑くて湿度の高い中に長くいると倒れますよ」




土「そんなのは分かって…



薫「だから、土方さんが休んで居る間だけ自分に任せて下さい」



イライラしている土方とは反対に、冷静な薫。




土「……ああ、分かった」



よほど大変だったのか、返事からその様子がわかる。



薫「ありがとうございます」



土方は出て行った。




薫は古高の前まで行き、しゃがんだ。



薫「初めまして古高さん。自分は坂口と言います」



いきなり自己紹介を始めた薫をみてキョトンとしている。



薫「一つ言っておきますが、自分は拷問とかしませn……



古「俺は何も言わねぇ‼︎」



突然叫んだ。



薫「…最後まで聞いてください。このままだとまた痛い目にあいますよ?だから正直に言ってください」




古高は黙ったままで、全く話す気は無いようだ。