平「猫を追いかけて、足首をやっちまうとは」


平助は笑を堪えている様子。


薫「だんだん腫れてくるかもしれないな」




________スーッ




土「そう言うことだったのかよ」



土方は呆れたように言った。



沖「土方さん、盗み聞きとは趣味が悪い」



土「普通、取られたぐらいで猫を追いかけるか?」



沖「まぁ、元はと言えば平助が子猫を連れてきた来たからなんですけどね」



平助は肩を落としてショボーンとしている。



薫「まぁそんな落ち込むな」









沖「痛っ…何するんですか」



どうやら土方が沖田の足首に手刀をおろしたようだ。






土「フッ。しばらく稽古や巡察はするな。もちろん出かけるのもだ。大人しく過ごすこと。いいな?」






沖田の事だから出かける事とは甘味を食べに行くことだろう。




沖「ちぇっ……分かりましたよ」



きちんと反省している様子だ。