ある日


仕事が一区切りついたため縁側に座って休んでいた。



今日は良く晴れている。


薫は、青空の中流れる雲を眺めながらとある考え事をしていた。



薫『あと一ヶ月か……』



あと一ヶ月……



そう。
あの有名な【池田屋事件】が起こる。



その事件で、もちろん負傷者は出てしまう。



しかし問題なのは、沖田総司。



彼は熱中症によるものか………



……………労咳によるものか………






どちらにせよ、歴史上の沖田総司は労咳で世を去っている。




薫『まだこの病気に薬がない時代……もっと早く始めればよかったか……これからでも遅くはないはず。きちんと栄養を摂ってもらい、免疫力を高めさせるか』



薫は立ち上がり一度伸びをした。



薫「さてと。いっちょやりますか」




これは、歴史を変える第一関門となるだろう



薫はやることが出来たため、お茶を持って部屋へ戻った。