薫「……いい色だな」



それから、他に必要な物を買った。



原「決まりだな。じゃぁこれで頼む」



原田はお金を渡して、二人は店を出た。




薫「あの、原田さん。昨日は助けてくださりありがとうございました」



薫は立ち止まって頭をさげた。



原「ちょ、いいよ。頭上げろって。」




薫「…本当に感謝してます」




原「フッ。最初は驚いたぜ。見たことのない格好した奴が寝ててよぉ。まぁ総司から、変な格好した子どもが居たってのは聞いていたが。一体何があったんだ?」



薫はこの時代に来てからの事を一通り話した。






原「来て早々、大変な目に遭ったな。それに本当に未来から来たというのが驚きだ」



薫「自分もです。本当に過去に来てしまったなんて……」



薫は少し肩を落としてうつむいた。



原「早く帰れる方法を見つけねぇとお前さびしいだろ」



薫「それはまぁ、分からないトコに1人で来て不安とか寂しかったりしますけどまだ帰るには早すぎますね」



話しを聞いている原田は『?』状態



薫「ちょっと約束をしてしまったので、まだ帰りません」