「誰だっ!?」 気がつけばそう叫んでいた。 重い身体を動かして振り向く。 そこには一人の男が立っていた。 まるで人間ではないような、不思議な雰囲気の男が。 「こんばんわ。シトリー」 「!?」 名前を、呼ばれた。 「何故、僕の事を知っている」