身体と髪を洗ってから温泉のような大きなお風呂に浸かり、ほうっと一息つく。

そして自分の身体を眺めてみた。


くびれは一応あるけど、胸もそんなに大きくはないし……うーん、自信ない。

何の自信かって、それはもちろん蘭さんに見せれるかどうかの……



「って、また妄想してる私!」



バシャッとお湯を跳ねさせながら両手で顔を覆った。

昨日あんなことがあったから、どうも意識してしまって仕方ない。

蘭さんは急がないって言ってくれたけど、一緒に寝てるのにそれも申し訳ない気もするし……。



「~~~っ、とりあえず出よ!」



このまま考えてたら茹で上がっちゃう!

結局答えを出すことは諦め、ざばーんとお湯を波立てながら勢い良く立ち上がった。

そして湯舟から出ようとした、その時。