キケンな花嫁修行~結婚相手が二人!?~四ノ宮蘭編

「泣いたのか」

「っ……泣いてません」

「嘘つけ。ようやくわかったんだろ、この結婚がどんな意味を持ってるか。変な期待するからそういうことになるんだよ」



うぅ……こんな時までも厳しいのね。

私が何で泣いてたのかも全部お見通しかのような素振りだし、やっぱりこの人には敵わない。


下唇を噛んで俯いていると、呆れたようなため息と共にぶっきらぼうな言葉が降ってくる。



「最初から俺のところに来ればよかったものを」

「……え?」

「もう痛い目見るのは嫌だろ。蘭はやめて俺にするか?」



突然の予想外の選択肢に、私は泣き顔を隠すのも忘れて蓮さんを見上げた。




◇どちらか選択してください◆

*蓮と同棲生活をしてみる
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*まだ蘭と一緒にいたい
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