「朝陽さんに言いたい事があるんです…」


「聞きたくない」


「嫌です…!聞いてくれるまで動きません…っ!!!」


「静かにしろ」


「……ごめんなさい…」




あたしのことを一度も見ようとしない…。



もしかして、あたしの存在自体否定してるんじゃ…。




「どうしたら帰ってくれんの」


「朝陽さんが話を聞いてくれたら帰ります」




そんなにあたしを見たくないんだ…。



ちょっと…いや、だいぶショック。



でも…でも。



あたしは言うって決めたから…。




「………」


「……あと15分待ってろ」


「…! はいっ!!」


「静かにしろって言ってんだろバカか」


「…ごめんなさい…」



話は聞いてくれるみたいです!!