「手が付けられない………」
ポツリと呟いた祐希奈の言葉で目が覚めた。
…寝てたのか…。
昨日のことは、朝2人に話した。
あたし…昨日どうやって寝たのかも覚えてない…。
机に伏せたまま、祐希奈とアヤの会話を聞いてた。
「もう放っとけって…」
「放っておけないよ…。自暴自棄になりそうだよあお」
「そうだけどさぁ…」
2人に心配かけてる…。
「ごめん2人とも…大丈夫だから…」
図書館に来るなって言われただけで、こんなに自分にダメージあるなんて
あたしも弱くなったな。
「昼休みだよ。あお昼食べたら?」
「ん…食欲ないからいいや…」
「あお…っ」
自暴自棄か…そうかもね…。
とりあえず一人になれるところに行こう…。


