いつの間にかポロポロ溢れ出した涙。



止まらない…。




「俺のこと好きなの?お前」


「………っ」




なんて答えればいいの?



なんて答えたら、いつもの朝陽さんに戻ってくれる?



あたしは…



「…もういい」



パッと軽くなった体。



頭にあったタオルを、乱暴にあたしの顔に投げつけられた。




「お前…もう図書館来んな」




バタンと閉まったドアに、胸が締め付けられた。



………嫌われた…。



涙が止まらないよ…。



行かないで朝陽さん…っ。



やだ。



やだ。



嫌だ。