「バカ…
おかえりって言えよな…」
大学生にもなって、そんなことを期待してる俺は少しおかしいのかもしれない。
しかも、高校生相手に。
優しく頬に触れると、あおの眉毛がピクッと動いた。
「あお」
俺が呼ぶと、半分目が開いた隙を狙って、ちゅっとキスをした。
「ただいま」
「…んっ、あれ…朝陽さん…」
あおはムクッと上半身を起こして、キョロキョロし始めた。
状況わかってないの?こいつ。
「あたし…宿題、してて…」
ポツリと、状況を確かめるように確認していく様子は
本当に小さい子みたいっていうか…。
バカっぽいっていうか。


