意地悪なキミに、スキをあげる。


《朝陽》




「ただいま」




いつもと同じように鍵を開けて、部屋に入った。



ただ、いつもと違うのは部屋に明かりがついてるってこと。




だけど、物音ひとつしねぇんだけど。




足をズンズン進めると。




「……まじかよ」




机につっぷして寝てる、俺の彼女…。



ジャケットを脱いで、ハンガーにかけて壁に掛ける。




俺が帰ってきたのにビクともしねぇ…。




ワイシャツのボタンをはずしながら、あおの前にしゃがんだ。




「なによく寝てんだよ…帰ってきたんですけど?」

「………」




無防備な寝顔に、俺の心がかき乱される感じがした。