「ケチケチケチケチ」 「うっせぇな黙って手動かせ」 「ぶー…」 のそっと起き上がって、もう一度シャーペンを握った。 仲直り(?)したんだから、 ちゅーの一回くらいしてくれたっていいじゃないですか。 ケチ。 「朝陽さん意地悪」 「……」 「今度は無視ですか?」 問題を読みながら、チラッと朝陽さんを見ると目が合った。 …っ。 「…どきっ…」 「ぶはっ 何で声に出すんだよそれ」