桜木 宝華(さくらぎ ほうか)。


それがあたしの名前。



「ほぉーかっ!アンタの“年に一度の萌日”をもう一回話してー!」


この子は棚田 三月(たなだ みつき)


小学五年生から友達。


そして、年に一度の萌日とはあたしの幼馴染み、海辺 清羽が本州からあたしのいる九州まで遊びに来る日。




「え¨っ!?こっ、ここで?」



だってここはあたしの通ってる中学校の3-E。あたしとミツキのクラス。




ミツキの大声のせいで皆さん静まってこちらを凝視してらっしゃる…。


あ、あと清羽は二才年下の中1。


本州にいるんだ。
あたしよりちょっと背が低くて…可愛くて…小さい頃から…ねっ?



好きっていうか!?



大好きって言うか!?




まぁ、そゆことなの。