「ふぁあ~....」 この一言で、あたしは眠っていたんだと気付く。 しかもリビングで家計簿つけてる時に。 ふっと身体を起こすと、毛布が掛かっていた。 あれ.... かけて寝たはずないのに。 「あっ、起きた。お粥、さんきゅーな」 気がつけば剣士が後ろに居て、頭を撫でてくれた。 こんなこと.... こんなことされたら、あたし吹っ切れなくなるよ。 こんな時に こんなに優しい笑顔で見つめるんだもん.....