「ここで待ってて。すぐ来るから」 そう言ってもう一度どこかへ行ってしまった。 あっ、車.... 『すいません』とお辞儀をする。 いつも掛けているメガネを外したから、よく見えない。 泣く時に外したんだった。 「美紅、なにお辞儀してんだよ。乗れ」 「へ?せんせ?」 「あー...もう!送ってくってこと!」 頭をかく先生。 「いやっ、でもそれは流石に..」 「迷惑って?そんなの俺が決める事だろ」 反論出来ずに困っていると、車から出てきた。 「いーから、乗れ」 そう言われ、乗ることにした。