私、囲まれちゃいました。


保健室で笑いかけられたときに思った。



だからかな?

普通に話せたの。




「心配してくれてありがとう。」


拓巳には、それだけ伝えた。


そうだ!
翔ちゃんくんにも、いわなくちゃ!

わざわざ保健室についてきてくれたんだもんね。





――――――――ん?

¨ついてきてくれた¨…?

あれ?じゃあ、だれが保健室まで連れていってくれたの?


私は倒れただけだから、そこまで自分でいってないはず…。








「椎名!」


「?」


「さっきはすいませんっしたぁぁぁぁ!!!」



そういって、ダッシュで走ってくるてっぺー。



お、おいおいっ。


は…………


「は、恥ずかしいって!し、静かにしてよ!」



一番に思ったのはそこだ。

ただでさえ声がおっきいてっぺーに、こんな声あげて走ってこられたら、みんな見てしまう。


廊下にいたてっぺーは、運よく休み時間に帰ってくることができた私に気づいて走ってきたんだろう。

顔を赤らめてる感じからして、てっぺーのことだから、私だってわかる。