私、囲まれちゃいました。




はたき返す…?


それとも、じゃんけんでもする?


それとも、お金…


―――――――スッ



「うっ…………」





……………!!!!!

寝ていた上半身を起こされて

あっという間に手をとられた。



…ん?
手をとられたんじゃない。

ただたんに…

「握手…。」

「そうだよ?」


なんだ…。

私ってば意識しすぎ…。


自己紹介で握手…?
変なの…。





「美心ちゃんって、手すべすべだね。」

突然翔ちゃんくんから言われた言葉。





「――――へ!?」



い、いやいやっ!

そんな、ただの握手!!




まさか翔ちゃんくんって…

変態…??


天然なだけ…かな…。







「えー、ちょっと、教務室いってきますね~」



!!!


そうだっ!先生いるんだったっ!




ガラガラと音を立てて、ドアを閉めて先生が保健室をでていった。


その瞬間、狭い保健室に広がった沈黙…。




軽かったけど、かすかにドキッとしたさっきの
ことのせいで、変な意識をしてしまう私。


バカみたい…。