私、囲まれちゃいました。







「そうそう。そいつ、さっきそこのくもの巣に
いたんだぜ?ったく危ねーよなぁ。」




「そうだっ、たんだ…」





なんだ…。

まったくもう。自分だと思った自分が恥ずかしいよ。







じゃあ…、くもの巣から助けてあげたのかな?



なんだ…。





「てっぺーって、案外優しいんだね。」


「は……?」






いま本気でそう思った。


だって私だったら絶対無視しちゃうし。





「…そ、そんなこと言われたってうれしくねーし。」





えへへっ。



てっぺーのことは大っ嫌いだったけど…。

なーんだ。


ちょっとだけ…いいやつじゃん。