ふたりだけの甘いヒミツ




「馴れ馴れしく名前呼ばないでよね!鳴海のくせに!」



……あ、怒るんだ、水沢さん。


鳴海の扱い、野々宮といい、水沢さんといい……けっこうひどい。




「水沢さんと蒼井さんも参加してくれる?それは嬉しいなぁ」



勉強会を提案した張本人である、大輝が楽しそうに言った。


大輝の言葉に、少し顔を赤くして黙ってしまった水沢さん。


それに対し、蒼井さんが静かに口を開いた。




「私はパスする。塾もあるから」



確かに、蒼井さんは見るからに頭がよさそう。



ふと、教室の時計を見上げた。


もうすぐで次の授業始まる……。