ふたりだけの甘いヒミツ




その足元には30センチくらいの樽みたいな入れ物が2つ。


小さな蛇口から水が出るしくみでけっこう重たい。


水がぬるくなったから氷を入れにきたんだと思う。



こういう仕事をするってことは、たぶん1年生。


……でも、なんで。




『ひとりでやってんの?』



思わずそう尋ねた。


こんな重たいものをたったひとりで運ぶなんて、この女の子の部活は人数が少ないのか?




『………』



ガラガラと大きな音を立てながら氷を入れているからか、全く聞こえてないらしい。


俺は立ち上がってその子の隣までいった。