ふたりだけの甘いヒミツ






うしろからでもわかる、鋭くにらむような視線。



5月に入って席替えしたから、この席になったのは数日前。


その間、あたしは日向くんに嫌がらせかなにかした覚えもない。


それがわかるなら、謝ることだって友達になることだって出来るのに。



ただにらまれているのは、なんとも行動が取りにくい。 日向くんの頭の中が見たいくらいだよ。



もう、わけわかんない……!



ーー昼休憩。



「ちーちゃーん! まいまいー!」



古典にあとは昼休憩で、お弁当を持つと、逃げるように廊下側の席に向かった。



「晴、そんなに叫ばないでよ」


「ちょっとまいまいっての止めてよね!」