ふたりだけの甘いヒミツ




あたしの視界いっぱいに写ったのは、オレンジ色のなにか。


それがなんなのか理解する前に、その物体はすごいスピードであたしに迫る。



なになになに!?


頭はパニック状態なのに、身体は全くと言っていい程反応しない。



「へ……」



なんて間抜け声しか出ないあたしに、迫ってくるオレンジ色のなにか。



もうすでに800メートルも走った足はへろへろで、逃げることも出来ずに。


その物体があたしの頭に直撃して、そのまま気を失った。