200メートルトラックを5周。 あたしとしおりんは前半組で、先に走ることになった。 最後の1周というまいまいの声が聞こえてきて、あたしは少しだけスピードを上げる。 「はあっ……」 普段部活をやっていても1000メートルはキツい。 なんて思いながら走っていると。 「きゃあああああー!!!」 どこかで聞いたことある歓声。 ……いったいなに!? なんとか、顔だけ歓声のした方へ向ける。 ───その瞬間。