ふたりだけの甘いヒミツ




走ってるときの顔か……。




「あたしは気にならないなあ」


「あたしも!つか、晴は走ってても可愛いもんな!」



あたしのつぶやきに同意をしてくれたのはしおりん。


てか、可愛いっていったいなに。

しおりんってば……お世辞言ってもなにも出ないのに!




「あー……あたしの周りには鈍い子ばっかりね!」


「晴はもちろんだけど、栞もなかなか鈍いよね」



ふたりして鈍いって……なんの話?


よくわからないまま着替え終え、みんな揃ってグラウンドへ出る。


すっごくイヤだけど……スポーツテスト最後の競技、頑張るぞ!



◇◆◇



「晴、あと1周だよー!頑張れー!」