審判である1年生の子も、ペアの先輩も相手ペアの2年生も、もちろんあたしも。 ……視線は、隣の男バスに向いていた。 「あ……日向くんだ……」 あたしはポツリとつぶやいた。 その声を先輩に拾われ、キラキラした瞳を向けられた。 「晴ちゃん知り合いなの!?」 「まあ……クラスメイトなので」 「いいなあ~!あんなイケメンと同じクラスなんて!」 キャーっと羨ましそうにラケットを振り回す先輩。 先輩は「3年にも、あのイケメンくんのファンが多いんだよ!」とニコニコ笑顔で言った。