ふたりだけの甘いヒミツ




「……晴こそ謙遜しなくてもいいのに。先輩に1回も負けたことないの、誰だっけ?」



なんて言ったあと、ぐびぐびっとお茶を流し込んだちーちゃん。



先輩には……確かに負けたことはない。


なんというか、試合だと負けたくないって思って、気合いが入ってしまって。


それが、結果的にいいようにでたってだけだよね。




「実質1番手は晴でしょ?先輩は8人もいるのにすごいよ」


「え、あ、いやあ……あはは」



ちーちゃんってば、ほめすぎ!!


どうにかして照れを誤魔化そうとラケットを手に取り、ブンブンと素振りをする。


素振りって大事だよね。