ふたりだけの甘いヒミツ




そうわめくしおりんに、流川くんは頬を緩める。


その顔はきっと、しおりんが好きで堪らないって表情。


……見てるこっちが照れるよ!




「じゃあ、俺もついてく~」


「はあ!?勝手にしろ!」



ふたりはわあわあ言いながら、仲良く廊下へ消えていく。


夏祭りの日、なにがあったんだろう?

ふたりの関係は、なにも変わってないのかな……。


でも!

流川くんは“栞”って呼び捨てにしてたよね!?


うーん……。




「……ますますわかんないや」


「なんのこと?」



またイスに座り直して、前を向くと、横から声をかけられた。