「シュートが上手いやつは他にもいるから。俺以外に教えてもらった方がいい」 相川はうつむいてしまい、表情がわかりにくい。 一瞬、変な静寂に包まれる。 それは、相川の明るい声によって破られた。 「知ってましたから!ふたりの間に入り込むことなんて、出来ないって!」 「………」 「時間取らせてしまって、すいませんでした」 軽く頭を下げた相川は、俺たちを抜いて、階段の方へ駆けていく。 なんとなく目で追うと、鳴海と目があってしまった。 「フラフラしてたら、奪ってやるからな」 「……っ!」