「……日向先輩っ!」 ふと名前を呼ばれて、足を止めてからフロアの方を見上げる。 俺が止まったことを確認した相川は、タタッと階段を降りてくる。 ……相川、またシュート練習か? 明日から学校が始まるし、さすがに今日は帰りたいんだけど。 「へえ……じゃ、俺は先に部室に戻ってるな」 「あっ……ああ」 意味深な笑顔を残し、大輝は残りの階段を降りていく。 あー……俺も早く帰りてぇ。 「ちょっとお話があって!こっちに来てください!」 近くまでやってきた相川が、俺の腕を掴む。