ふたりだけの甘いヒミツ




この嬉しそうな様子からすると、いいことに間違いなさそうだな。


そんな思いをめぐらす。




「前向きに考えてくれるだってよ!」


「……は?」



まず、主語を言ってくれねぇと。

よくわかんねぇんだけど。


とか思いつつ、心の隅である考えが生まれる。


大輝が喜んでることは、たいしたことじゃねぇのかも……。




「だーかーら!野々宮が、告白の返事を前向きに考えてくれるって!」


「……よかったな」



こんなに感情のこもってない“よかったな”は他にないだろうな。


それくらい、俺の声は冷めてると思う。