ふたりだけの甘いヒミツ




「……今日は、来てくれてありがとう」


「えっ……」



まさかお礼の言葉が出てくるとは思わなくて、パッと顔を上げる。


至近距離でバチッと目が合って、先に逸らしたのは日向くん。


あたしの頭から手のひらを退かして、そのまま自分の顔を隠すように覆ってしまう。


えっ……!?

日向くん、どうしたんだろう。




「ふぅ……」


「ど、どうしたの……?」



ため息ついちゃってるけど、なにかあったのかな……。


そう思いながら、日向くんを真っ直ぐに見つめる。


すると、日向くんは意を決したように、手のひらを退けて……。