ふたりだけの甘いヒミツ




「んー……ひまがあればな。正直めんどーだけど」



ちょっと苦笑いをこぼしながら、そう言った日向くん。


不謹慎だけど……安心した。


日向くんがそう言ってくれただけで、あたしの気持ちはかんたんに上がってしまう。




「そ、そっか……!」


「なんでその話?市原さんの様子がおかしかったのは……?」


「あっ、もう気にしないで!元気だから!」



あたしはかき氷を持っていない方の手で、グッと握りこぶしをつくってみせる。


気にしないよ。

変な嫉妬もしない。


だって、日向くんはあたしを好きでいてくれてるんだから……。