ふたりだけの甘いヒミツ




俺たちと鳴海を鉢合わせさせたくなかったんだ思う。




「結局、まいまいと鳴海が一緒に来てるってこと……?」


「……ふっ」


「っ!?なんで笑うの?」



ちょっとすねたように、俺を見てくる市原さん。


さっき水沢さんが「鳴海と来てるんだ」って言ってたのに。


それに、水沢さんの気遣いは、俺たちのことより……鳴海とふたりでいたいって思いを感じた。


市原さんって、鈍い。

どこか抜けてるっていうか。


だけど、鳴海の件に関しては市原さんが鈍感で助かった。




「いや?……ただ、やっぱり好きだなーって、思っただけ」