ふたりだけの甘いヒミツ




市原さんは、かき氷の行列に並ぶ水沢さんにそう尋ねる。


……そうか、かき氷の屋台だからすぐに見つけれたんだ。




「あっ、晴……」


「……ん?どうかした?」



ちょっと気まずそうに、苦笑いをこぼした水沢さん。


見たところ、水沢さんひとりしかいないみたいだけど……。


市原さんは「まいまい?」と、首をかしげながら、水沢さんを見つめる。




「あたし……鳴海と来てるんだ。ふたりに会ったら、気まずいかなって思って」


「へ?鳴海と?」



ふたり、って……俺と市原さんのことだよな。