「あ、あたしもっ……好き、ですっ……日向くんのこっ……」
泣きながらも、必死に伝える。
そんなあたしを、日向くんは抱き締めた。
ギュッと力を込めて抱き締められて、ちょっと苦しいのに、幸せを感じる。
「はー……よかった……」
日向くんはあたしの肩に顔をうずめていて、話すたびにくすぐったい。
日向くんの腕の中、すごくドキドキする……。
「嬉しすぎる……夢みてーだ」
「あたしだって……!」
夢みたい。
嬉しくて、幸せで……また泣いちゃいそうだもん。
「浴衣姿、すげー可愛いし」
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