ふたりだけの甘いヒミツ




「あたしはイヤっ!4人で行こうって言ってたのに!」



そう言って、あたしの横から動かないしおりんに、流川くんに聞こえない声でささやいた。


大丈夫、きっとふたりは……。




「いつも通りのしおりんでいて。そしたら、素直な気持ちになれると思うよ」


「……っ!」



強がらないで……。

流川くんに向かい合ってみて。


ふたりで行かないと、向き合うことは出来ないよ。




「わ、わかったよ……行く」


「……は?野々宮、今なんて?」


「だから、行くって言ってんだよ!早く来い!」



しおりんが流川くんの腕を引いて、どかどかと歩いていく。