ふたりだけの甘いヒミツ




ふたりで話していると、バタバタと足音が聞こえてきた。




「野々宮ー!市原さーん!」



隣にいるしおりんがビクッと肩を上げる。


やってきたのは……。




「流川くん!間に合ってよかった~!」



流川くんひとりだった。


あれ……?

日向くんはいないのかな?


もしかして、あたしと行きたくなくなっちゃったのかな……。




「俺は家が近いからよかったけど……翼はまだ来ねーかも」


「そ、そっか……」



“まだ”ってことは、来てくれるんだよね……?


そう考えてから、あたしはふたりに笑いかけた。




「ふたりで行ってきなよ!」