ふたりだけの甘いヒミツ




「明日、練習試合だからさ。イスとか並べてんの」


「あっ、そういうことか……」



なんて頷きながらステージを見ると、バスケ部の人がステージ下の引き出しを引っ張っていた。


なぜか鳴海も手伝っていて、そこにはたくさん人が集まっている。




「……夏祭りのことなんだけど」


「ん?」


「ふたりで行かない?抜けるんじゃなくて……最初からふたりで」



照れたように、笑った日向くん。


な、なにそれ……。

反則だよ、そんな顔。


あたしだって、みんなじゃなくて……日向くんとふたりで。




「い、行きたいです!」