「は?日向、邪魔す……」 「いいでしょ?市原さん」 鳴海の言葉を遮って、あたしを見上げてきた日向くん。 日向くんは腕を枕にしたまま、顔はこっちを向けているから、上目遣いになっている。 ううっ……上目遣いなんてズルくない!? 好きだって意識した時から、あたしが一方的に避けて、気まずいと思ってるけど。 そんな瞳を向けられたら、いいよってうなづいてしまう。 「……みんなで行けばいいじゃん!」 ぐるぐる考えたあと、結局あたしはこう言っていた。 みんなで行けば、気まずいなんて思わない……はず!